ローストビーフの焼き方ウンチク
ローストビーフはその名の通り「焼く料理」ですが、当然ながら本格的なローストビーフをつくろうと思えば、その「焼き方」についての知識と技術が要求されることになります。オーブン料理の達人を目指すなら、オーブンはコンベクションオーブンがやはりお勧めです。
コンベクションは、上下ヒーターと電動ファンが付いたタイプで、オーブン内の熱風が対流されてむらなく隅々まで熱が行き届く機能が特徴です。これで焼きムラを少なくしてきれいな焼き目をつけた料理に仕上げることができます。
ローストビーフもまた、コンベクションオーブンでの焼き方次第で、上手に肉汁を閉じこめて焼けるかが決まります。出来上がったローストビーフをカットして、みずみずしいジューシーなローストビーフになっていれば、美味しい事請合いとなるわけです。
その手順ですが、まずは230℃以上に熱したオーブンで10分ほど焼いて表面を固めるのがポイントで、それから温度を80℃に下げて、2~3時間じっくり焼いていきます。当然ながら肉のブロックが大きい程、時間が余計にかかります。途中の中心温度の目安ですが、レア~ミディアムレアで52℃、ウェルダンが63℃となります。
ブロック肉は肉の中には雑菌はいませんから、表面を加熱すれば中はレアでも安全に食べられます。最初に高温で焦げ目をつけるのは、焼いている際に肉汁が余計に落ちてしまうのを防ぐ意味もあります。